アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。多くは乳幼児期に発症し、成長とともに治っていく傾向がありますが、大人になるまで続くことや、一度治っても再発することもあります。乳児では2ヶ月以上、幼児〜成人の場合は6ヶ月以上症状が続くとアトピー性皮膚炎と診断されます。
本来人間の皮膚にはバリア機能があり、その働きによって外からの刺激や雑菌などの外敵が体内に侵入しないように、また体内の水分が漏れ出さないように保たれています。皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織という3層からなり、表皮のいちばん外側にある「角質」がバリア機能を担っています。アトピー性皮膚炎では、このバリア機能が低下し、角質のバランスが崩れ、外からさまざまな刺激やアレルゲンが侵入しやすくなり、さらに水分が保てず皮膚が乾燥してしまいます。アレルゲンが皮膚から侵入すると免疫反応が起き、ヒスタミンと物質が放出されることで炎症からかゆみが生じます。また、掻き壊しによりバリア機能が低下した皮膚は、少しの刺激でもかゆみが生じやすい状態のため、さらに掻いてしまい、よりバリア機能が破壊されるという悪循環に陥りやすくなります。
アトピー性皮膚炎の原因についてはまた解明されていないこともありますが、症状が悪化する要因は患者さんによって様々で、また何かひとつではなく複数の要因が重なりあって起こるケースが多く見られます。アトピー性皮膚炎を悪化させる要因としては、黄色ブドウ球菌、ダニやカビ、汗、ペット、食事バランス、夜型生活や睡眠時間の不足、精神的なストレスなどがあります。
アトピー性皮膚炎の治療は
- スキンケア（皮膚を清潔に保ち、うるおいを維持する）
- 薬物療法（薬によって皮膚の炎症を抑える）
- 悪化要因の対策（生活環境中の悪化因子を可能な限り取り除く）
一般的には上記が3大ポイントになります。ほかにも、栄養バランスの良い食事をする、早寝早起きの規則正しい生活をする、ストレス発散方法を見つけるなど、心身ともに健康を心がけることも重要とされていますが、病院治療等で改善が見込めない場合は諦めずに私達にご相談ください。
昨年の7月終わり頃から来始めて、半年以上になりましたが、最初の頃の状態を思い出せないくらいすごく良くなりました!!
月に2回通ってましたが、こちらに来るのもすごく楽しみでした。
引っ越しで毎月来るのはむずかしくなりますが、福岡に帰って来る時には絶対に寄らなければと思ってます。またよろしくお願いします。